
集落のマチヤグヮーで店番をする少年。 愛嬌があり人なつっこい瞳が印象的。
|

リシケーシュの街のスージ小。 日除けのシーツで暑さをしのぐ。
|
|
現地の人はこの川を「ガンガー」と呼び、聖なる河として信仰する。「ガンガーはすべてを洗い流してくれる」という。沐浴することで身を清め、死んだ後は灰となってガンガーに還る。日常の生活から、人生の「再生」まで、ガンガーに還り、ガンガーから始まるのだという。
この河はすべてを再生するという思想が人々の深い信仰の対象になっているのだが、かつての生態系の中では生活を含めすべてを浄化することができたこの河も、文明が高度になるとともに現れた自然に還らないもの(ビニールやプラスチックなど)が河面にプカプカ浮かび、河底にも堆積している。海洋のウミガメや深海魚たち、岸辺のヤドカリたちへも影響を及ぼしている現状がある。人間の利便性のみを考えた発展は、もはや再生する場所をもなくし、信仰さえも揺らいでいくのかと危惧する。
インドの状況は人の多さや貧しさ、文明のせいばかりとはいえない。古くからの厳しい制度の影響は根強いのだ。今なお残る人々の間の大きな格差がインドの今を作り上げ、混沌としながらも生きる力強さとなり、この国の魅力ともなっている。
ボランティアで訪れた小学校では多くの子どもたちが迎えてくれた。貧しくてもキラキラ輝く子どもたちの瞳が胸を打つ。未来を見つめる多くの瞳がかつてのガンガーへと導く清い水となればと願う。
|
16世紀に建てられたファテプル・シークリー。赤砂岩を木のように扱った、木造軸組的架構法が魅力である。
|
ル・コルビュジェ設計による裁判所。大きな庇。ブリーズ・ソレイユ(日除け)立体的な造形。これらはインド伝統建築の流れにある。
|
|