匠斎庵では現在イノーを設計コンセプトにした 体験型学習施設の設計をしています。 季節の巡りを感謝すると共に、 設計のテーマとなっているイノーをあらためて体験しようと、 所員全員で暦に合わせて浜下りに出かけました。 |
「浜下り」とは旧暦の3月3日に女性が海へ入り 手足を潮に浸して不浄を清め、健康を祈願する行事です。 今日では旧暦の3月3日前後に浜へ下り 潮干狩りを楽しむことが多くなっているようです。 |
生きた珊瑚も見られます。 |
すぐに貝を発見。大漁の予感?? |
シャコ貝も発見! |
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深みには小魚が沢山いました。 |
シャコ貝は刺身で食べられました。 |
全員で海の幸をいただきました。 |
この日、浜には赤ちゃんを連れた若いお母さんがいたり、 また事務所の近くでも、浜下りの暦に合わせて 海産物でバーベキューをしている方々がいらっしゃいました。 匠斎庵として行う浜下りは今年が初めてのことでしたが 季節の移り変わりに合わせた行事の大切さを あらためて感じさせられました。 |
イノーとは沖縄の方言で リーフの内側に広がる 珊瑚礁池のことを言います。 イノーは“海の畑”と言われるほど 多様な魚や海の生物 海藻類が生息する豊かな海域です。 この製塩体験工場では、 広場を中心に各施設を分散して配置し 建物の周りには水の広場を設け イノーを再現する計画をしています。 点在するクムイは、涼感を与え さらに気化熱の効果による 広場全体の冷却効果も担います。 沖縄にあるかけがえのない 自然の財産をデザインに取り込み、 沖縄の自然の恵みを学習しながら 体験できる施設をつくります。 |
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