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家は「つくる」ものから「買う」ものへと変化しようとしている。現在では、お金を出せば何でも買えるという感覚になって来たようだ。家も例外ではない。理想のマイホームが3LDK、4LDKなどと表現され、ほかの人と同じでなければ不安にかられる時代になっている。家づくりの楽しさは「住まい方」の検証である。自分たちの家を自分たちで考え、思いどおりに家をつくっていくことは楽しい作業である。その半面、時間と労力のかかる仕事である。しかし、時間をかけた分出来上がった時の喜びは格別のものであり、その後の住まい方も一層愛情がこもるものとなるのである。かつての沖縄の「家づくり」は村単位で大きな行事であった。「ゆいまーる」という共同作業を通して、人々は地域のルールを築き上げてきたのだ。現代の家づくりにおいても自分たちでできることは、自分たちで作業したい物である。この西原の家では、共同作業(ゆいまーる)として、アプローチの石積みやシーサーづくりを行った。そこらに残る手の跡、指の跡は無骨ではあるが、作業した人たち一人一人のぬくもりとして残る。人の温度が伝わる家ができあがった。
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entrance
kitchen
tatamiroom
utility
bedroom
lining
terrace
studyroom
bathcourt
na
parking
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