壁を鉄筋コンクリート造、屋根を木造とした混構造の住宅である。
木という素材の持つ、“自然のエアコン”(調湿作用)としての機能、木造小屋組みのあたたかさ・やわらかさといった、視覚から得られる住まい手への心地よさを期待した。
人々が集い、風が吹き抜ける家をイメージし、庭・ヌレエンと連続した半戸外的な居間を家の中心に据えた。また、床板に隙間を空けることで、床下からの換気を促している。
外部と内部が混在するこの居間は、光・風・雨音の気配をすぐそばに感じ取れる、おおらかな空間となった。

1 屋根小屋組を見る
(野地板は杉板+ひのき板3枚張りとした)
2 2Fから居間を見下ろす。
(ヌレエンと連続する空間。床板は隙間をあけ、
空気が室内に流れるようにした。)
3 和室と台所を見る。
台所は土間の感覚で一段下がり、カウンターを挟んで>
 対面する形とした。台所にも和室床下から風が流れる。


4 庭からアマハジ、リビングを見る。
(高床にして床下から室内に風を運ぶ)
5 2F廊下、床はコンクリート。
6 居間と連続するヌレエン扉を開くと、内・外部が一体化する。

7 ベッドルーム
8 2Fから居間を見下ろす。ヌレエンと一体化した利用
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