敷地
敷地は、校舎の建つ位置よりも5m低い位置にあり、東及び南面が擁壁に接近した日射条件に厳しい場所である。 実際に存の体育館は昼間でも暗く、常に照明をつけて授業や部活動が行われていた。学校側からの要望としてまず挙げられたのが“明るい体育館を”ということであった。 敷地条件を考慮し、明るさを確保する手段として、
・屋根からのトップライト
・光庭の配置
二つの組み合わせで、「環境問題を考慮し、省エネ ルギーとして自然採光を確保する」という計画を試みた。
配置計画
本中学校の敷地は大きく二つのゾーンに分けられる。
1.静的空間/学習ゾーン (校舎・教室)
2.動的空間/運動ゾーン
(グラウンド・体育館・プール)
体育館はこの二つのゾーンの境界にあり、それぞれを結ぶ連続性を持たなければならない。
まず、校舎からのアプローチとして、渡り廊下から中庭を抜けて2階昇降口へのアクセス、 そしてグラウンドから1階ホールへのアクセスと、アプローチを二つに分離することで、 校舎・体育館・グラウンドを結ぶ流動的なアクセスを提案。
アマハジ空間
グラウンド側にアマハジ空間を設けることによって
1.アリーナへの西日をやわらげる
2.スポーツプラザに影を作りだす
また、アマハジの丸柱うぃホール内部まで連続させることにより外部と内部とのつながりを持たせた。
進化する空間~将来計画として~
1.プールサイド
プールに設けられた12体の列柱とR(壁)との間にテントを張り、プールサイドに日除けを作る。
2.クラブハウス
スポーツぷらざのピロティに壁を設け、クラブハウス (部屋)として利用する。
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