首里金城町の角地にある「首里の家」。東側を通るスージグヮー(路地)は、王朝時代から残る道。現在もそこに住まう人の大切な生活道路である。家々の間に伸びるスージグヮーに沿って弧を描くように琉球石灰岩の石積みを配置。住まいの外壁もそれに沿うように弧を描く。その間には緑の植栽が彩りを添えている。
低い石積みはスージグヮーを歩く様々な人たちが立ち止まり、腰をおろせるような高さになっている。そこではコミュニティーが生まれ、ユンタク(おしゃべり)が始まる。ゆったりとした時間がスージグヮーから住まいへも流れる。
平面図
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アプローチ周り。古都の街並(スージ小)に対し低くおさえた石積みと壁が緩やかな曲線を描き、住まいの表情をやさしく演出する。
1 南側から見た外観。離れの和室は開放的な
 空中物見台となり市街地を望める

2 アプローチ、門周り

3 母屋の屋根から離れを見る
右 デッキからナーと玄関を見る
上 ダイニングからリビングとホールを見る
下 リビングからダイニングを見る

玄関から連続するホール。絵を飾りギャラリーの雰囲気を楽しむ。仕切りを兼ねる棚は可動。

リビングからデッキと離れを見る。リビングから連続したデッキは母屋と離れをつなぐ。(デッキには床下と階段蹴上げから風が流れ心地よい空間である)

2Fデッキから1F母屋、デッキ離れを見る。
(離れに上る階段はイスがわりに利用する)
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