第8回競技設計「恩納村庁舎」計画案


~「やまちぃりてぃでーじなとーん!」~

沖縄の方言ではどうしようもなく大変になったとき「やまちぃりてぃでーじなと
ーん」といいます。これは「山切りて大変なことになった」ということです。この
方言は実は海人(漁師)が使い始めたというから興味深い。うちなーのおじー(先
人)たちは生態系(自然)との関わり方を生活の中で理解していました…。
今回の計画地は緑に覆われた斜面に囲まれており、南東側には新川が流れていて、
マングローブが点在し海へと直結しています。私たちは、先人たち理解していた
森と海の関係を真撃に受け止め、っまた海人におこられないためにも森の緑を守り、
地形を変えないことを計画の大前提としました。その中で敷地と建物の公園化を図
り、自然と触れ合える建築とし、この庁舎を訪れる人々に自然環境と共生すること
の素晴らしさを感じてもらいたいと考えました。

配置図 1F
1 SALON
2 COURT
3 HALL
4 ADMINISTRATION
5 RESTAURANT
6 TERRACE
7 MONUMENT
8 ERIDGE
9 NATIONAL ASSEMBLY
“庁舎配置と緑の保全”
切り土をなくし斜面の緑を守りながら
建物を配置し、自然の緑を中庭として囲み
建物内部に緑(自然)を引き込む
市民広場
村民ホール
レストラン     会議棟
待合東屋

アプローチ広場
“公園化した庁舎内を回避する屋上テラス”
村民広場(屋上ステージ)
1Fテラス(ステージとして利用、2Fテラス)
2Fテラス(村民広場を見る、3Fデッキへ)
3Fテラス(恩納岳を望む)
ブリッジ
ブリッジ
1Fテラス
(レストランの延長として既存の森を見る)
2Fテラス
(フレームに囲まれた落ち着いた広場)
稲作記念碑
歴史を想うウタキムイ

アプローチ広場
“軸の設定”
恩納岳は山として恩納村を象徴しており、万座毛は海の名勝地であり、この二つを結んだ線を軸として設定する。
村民広場
行政棟
村民ホール
レストラン 議会棟
1 SALON
2 OPEN
3 ADMINISTRATION
4 TERRACE
5 NATIONALASSEMBLY
2F
1 SALON
2 LAIBRARY
1 PAKING
1 TERRACE
2 SALON
3 ADMINISTRATION
4 NATIONAL ASSEMBLY
3F
1 OPEN
2 ADMINISTRATION
3 VISITORSGALLERY
4F
断面図
断面図
西側立面図
南側立面図

▲ ページトップ