1996年に完成した両親と長男家族が暮らす住宅。考え方として、その計画当初から次男家族が暮らす住宅の建築も念頭に置き、二つの住まい全体を“家族がふれあう家”にしてほしいとの要望があった。
二つの住戸が中庭を囲んで住まう計画を提案。中庭が家族のふれあう場として存在する。
2000年になり、次男家族の住まいづくりが本格化し、抱いていたイメージが実現することとなった。
両親と長男家族が住む住宅を母屋とし、新たに建築される次男家族の住宅は、両家の採光・通風を確保すること、背を向けないで暮らせるようにすることがテーマとなった。
二つの住宅が完成した今は、お互いの住宅の不足部分をカバーしあいながら、さらに“住まう良さ”がプラスされている。
PLAN
1 approach
2 na
3 entrance
4 deck
5 living
6 dining
7 kitchen
8 terrace
9 bedroom
10 bathcourt
11 court
12 tatamiroom
13 utility
14 studyroom
15 open
16 LDK

1  B棟応接室。3世帯で利用するため、離れ風に
    設計された
2  右側外観を見る
3  A棟からB棟を見る。B棟は中央部を低めに
    おさえ、A棟への採光を考慮。 
次男世帯の子供室。将来は二室にできるように木製梁で仕切る。
クローゼットの上はロフトになっている。
母屋のDKからリビング・ナーを介して次男世帯を見る。次男世帯を階下におさえ、ナーがあるため採光・通風が確保された。
次男世帯の寝室。書斎兼用として広々とした空間。
母屋の2FのLDK。トップライトは採光と換気の役目を果たす。
次男世帯のDKからスキップフロアになっている各部屋を見る。DKは吹抜になっている。ここから住まい全体の気配がわかる。
次男世帯の吹抜からDKを見る。
10 次男世帯の応接室から母屋を見る。応接から廊下、ヌレエン、ナーを介して母屋がある。ヌレエンとナーは共用として利用。
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