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ここ数年多くのメディアがライフスタイルと共に建築をテーマに取り上げている。その影響からか「住まい」についての意識が非常に高くなってきた事を感じる。意識の高まりは環境問題と深く繋がりリフォームという言葉が大きく言われるようになってきた。確かにリフォームは、住まいや建築物の寿命を引き伸ばす事が出来るため環境問題の点から有効な手段であるだろう。しかし、その場凌ぎのリフォームでは、すぐまた対策が必要になってしまう。
西欧では築100年、200年といった「住まい」が現役で使用されている例がみることが出来る。これは造り手のみではなく使い手の意識も非常に高く、リフォームし使い続ける事の利点と魅力を熟知しているためであろう。 長く使い続けていくためには、なぜ住みにくくなっているか原因をみつけ、より環境に適した形に変化させてあげることが必要である。そうして使い続ける事は環境への負荷を低減し、そして、土地の景色や風土などの記憶を継続的に育んでいくなど、新築にはない魅力を備える事ができる。
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