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02 メールから
“はるん”を終えてから半月ほどした頃、 |
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これからの“食”のありかた。 イメージは沖縄の空気。 それは、 天の恵みからデザインしてゆく農業。 その土地の風土から様々なアイデア学び 恵みを存分に吸収できるものを栽培する。 顔のある(個性のある)食の創出こそが これから消費者に選ばれるものではないのか―。 天を尊び、恵みと人のつながりを表現した農業ならば 木も山も海も人も傷つけることはないし、 大量画一生産で作られた“金太郎飴”的野菜より 一味もふた味もあって 飽和した感のある食に新たな風穴を開け、 さらには不信感の雲に覆われた食品業界を 信頼の光でもう一度照らす存在になるのではないか、 最近、そんな風に考えたりするようになったのです。 匠斎庵のHPをみて 人が結って興す、ものづくりの姿勢と、 恵みを尊ぶ謙虚な業の生み出し方は まさに私が思い描いていた 農業のあり方と感動的なくらい重なる部分が多かったのです。 頂いたメールより引用) -------------------------------------------------------- 彼が共感し、感動してくれた匠斎庵の考え方、その大きなもとにあるのは、 自然を尊び、祖先を敬う姿にあらわれる、 沖縄に古くから残る精神ではないかと思います。 |
私は今、大学院を休学して沖縄に来ています。
私が沖縄に来た理由の1つは、文献などで知り得たその沖縄に古くから残る精神は、 現在どこまで実生活と接点を持っているのか。 それを確かめたかったからです。 建築に置き換えて言えば、 沖縄建築の伝統工法のよさを、いかにして現代の建築に生かしているのか。 それを求めている中で、匠斎庵に出会うことができました。 きっかけは違っていますが、メールをくれた方と私は 同じものを匠斎庵に見つけて来たのだと思います。 |
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03 最後に
沖縄で生活をして一年近くなりました。 |