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この敷地の北東側は、傾斜した緑深い森に囲まれている. 森の持つ恩恵(豊かな緑・清浄な 空気・入日の緩衝・防風)を建築空間にどう取り込むかテーマに設計を進めた.
この家のすべてにおいて中心をなす居間を、3つの棟のほぼ中央に配置し、吹き抜けの空間がゆるやかな曲線の壁に抱かれるよう構成した. この居間は、すべての部屋を繋ぎ、人と人を繋ぐコミュニティの『核』として存在している. また、3棟間の建具を開放することにより、森の緑 を内部空間に引き込み、内と外を一体化させる役割を担っている. 引き込まれた木々の緑や、鳥のさえずりは、都市の喧騒を忘れさせ、住まい手と 来訪者の心を癒してくれるオアシスとして機能している. |
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