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沖縄県総合福祉センタープロポーザル設計競技(優秀賞受賞)
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計画地はこれまで地区内の人々の祭りや運動場、イベント広場に利用されてきた機能を 考慮するならば、庭を広とり、開放的に外部に開いた配置計画が望ましいと考えられる。 多くの作品は、周囲を建物で囲い、狭くて閉鎖的な中庭を設けているのに対して、 この作品は、庭をふれあい交流の場として重視し、 プロムナードで周囲を取り巻き、前面道路に面して広く開放している。 これまでの交流機能を継続、維持しながら、福祉むらの中に新しい施設を位置づけようとしている点に この案の特徴がある。 この作品は、隣接する福祉むらの諸施設と一体となった空間形成を構想し、相互連携性があり、 総体として開放的な計画をまとめたことが高く評価された。(審査評より要約) |
第6回競技設計「佐敷町文化センター」計画案(優秀賞受賞)
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かつての沖縄の集落のほぼ中央には、緑に囲まれた広場(アシビナー)があった。 その周辺には集落の共有施設(公民館・共同売店・幼稚園など)が配置され、集落のコア(核)を形成していた。 それらの施設は、広場(アシビナー)を中心にして地域に開かれたものであり、 村民たちの生活の拠点として祭事や芸能文化を支え文化創造の場となり、 コミュニティーセンターとして大きな役割を果たしてきた。 私たちは、この佐敷町文化センター基本計画において、アシビナーを中心とした沖縄の集落空間を現代的に再構築し提案する。 |