アマハジーに建つケアハウス 落成式を行いました

匠才庵が設計した、ケアハウス「てぃんさぐぬ花」の落成式と、
「てぃんさぐぬ花」歌碑の除幕式が3月29日(土)にありました。

その様子をご報告致します。


式典は行列行進で吹奏する路次楽の演奏で始まります。

 


おもろを先頭に路地楽、クェーナが続き会場に入りました。

 


関係者の手により、「てぃんさぐぬ花」歌碑の除幕がされました。
歌碑の除幕後、湛水流伝統保存会会長による民謡「てぃんさぐぬ花」の歌三線と共に、
祝女の手から緑樹会の施設名となっている「てぃんさぐぬ花(ホウセンカ)」、
「あかばなー(ハイビスカス)」、「緑樹(フクギ)」の苗木が奉納されました。

 


アプローチ玄関でのテープカットの様子。

 


テープカット後、神に施設の安全を祈願する琉球古来の儀式 “御崇べ(うたかべ)” が行われました。
儀式では、苗木の奉納と祝女による祝詩が捧げられると、会場は神聖な雰囲気に包まれ、
来場者らは厳かに行われる儀式を見守りました。

 



祝賀会では、鏡割りが行われたほか、緑樹会と関わりの深い山内盛彬伝承楽曲保存会を構成する団体
(王府おもろ謡きゅる保存会・首里王府路次楽・御座楽保存会・湛水流伝統保存会・啓扇本流船乃会)
による琉球舞踊や演奏が披露され、施設の完成を祝いました。