真嘉比の二世帯住宅・地鎮祭から新築祝いまで

那覇新都心に隣接し、住環境が快適に整備された真嘉比地区。
敷地は、かつての集落の名残りが残る“後道(クシミチ)”沿いにある。

先祖から受け継いだこの土地で、地域に根差した暮らしを子や孫達に引き継ぎたいという
施主の思いが、設計時から竣工に至るまでの随所でひしひしと伝わった。

着工・竣工時には集落の拝所を巡り、新築の拝みを捧げたという。
落成の折には、真嘉比旗頭青年会による旗頭で“嘉利(カリー)”をつけて頂く運びとなった。
地域を敬い、誇りとしている施主家族。この住まいが、家族はじめ親族・地域の拠りどころと
なることを願う。

 

地鎮祭の様子。
集落の拝所、土地の四隅で祈りを捧げる。

 

竣工後、仮住まいされていた神棚、御仏壇のお引っ越し

 

 

お供えされた祝い膳

 

 

竣工祝の様子。かぎやで風で幕が上がる

 

 

デッキをステージに、
施主よりご挨拶

 

 

 

監理・施工からひとこと

 

 

地域の方々からの祝辞

 

「真嘉比旗頭青年会」による旗頭
威勢の良い掛け声が通りに響く
旗頭青年会は、地域の伝統の保存・継承の想いから、施主が仲間と共に復興させたもの。
現在では、小学校で子どもたちに伝える機会が設けられている。
将来の担い手達も誇りをもって、受け継ぐことだろう。

 

リビング・仏間から続き、デッキ・庭まで一体となって祝いの席が広がった