前面道路側外観をみる。
敷地の中央部に円形の棟（L・D・K）があり、
そのBOXを囲む様に壁を配置しこの隙間の空間をコートとして利用している。
門扉をくぐると、円型の棟に沿って玄関までアプローチする。
Rの壁と水平の壁に囲まれた露地空間は、俗世界～聖なる空間への精神的切り替えの空間として存在する。
露地を抜け、エントランスに入ると、
コート（中庭）に面したホールになっており、プライベート空間とパブリック空間を区分する。
コートに面した各諸室は、光と風を感じる落ち着いた空間となっている。
１F L・D・KはRを描く壁面と吹き抜けで構成されており、
コート（中庭）から光と風が通り抜けるダイナミックな空間となっている。
１F仏間はダイニングキッチンと連続し、
コート（中庭）に開放された開口部から自然を感じる様工夫している。
２Fホールは書架を並べ、図書館のような空間。
吹き抜けを介して1階と緩やかに繋がり、上と下の世界を繋ぐ共有の空間となっている。
３F小上がりの和室は西側のムイに開放され、
窓いっぱいに広がる緑が心地よい。
各諸室はコートに開放され、自然（光・風・水）を享受する。
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