比謝川のほとりに建つホテル ~Riverside Terrace Hotel Okinawa Kadena~

 

国道58号線を北上、旧嘉手納ロータリーを過ぎた比謝川のほとりに建つ全4室のコンドミニアムホテルである。
敷地北側に流れる比謝川の深緑の水面と、豊かな樹々の緑を借景に取り込みながら
1階から4階へと段々に上がっていくライステラス(棚田)を模した水盤を設けた。
ワンフロア1室の各客室からは、水盤と連続して比謝川を望むことができ、
国道のすぐそばという立地を忘れるような緑豊かなで静謐な空間となっている。
客室はルーバーで覆った各階段と、ボリュームのあるR(アール)壁の内側に配し、
道路からはその様子を伺うことはできず、プライベート感を高めている。
それだけに、エントランスから内部へアプローチしたときの比謝川へと向かう視界の広がりが際立つ。
また、階ごとに間取りとコンセプトを変え、
特に2階・4階はフロアスキップさせることで、タテ空間の広がりを持たせた。
訪れる人々が日常を忘れ、ゆったりと心から癒やされる宿泊施設となることを願う。

 

【Riverside Terrace Hotel Okinawa Kadena】 HP → https://www.riverside-terrace-okinawa.com/

 

 

 

外観を見る

 

 

 

アプローチ、吹抜け・水盤を見る
公の空間(EVホール・外階段)から門扉をくぐると
各世帯共、吹抜空間にある水盤の水の音が来客を迎え、日常から非日常の癒しの空間へと導く
更に足を進め玄関を開けると、各世帯比謝川の森と水に向かって視界が広がる

 

 

 

1Fリビング、東屋・水盤
(BREEZE)南風をテーマとしたお部屋に入ると、
緑豊かな木々に包まれた水盤に浮かぶ東屋が見える、
比謝川の豊かな自然にバリスタイルのインテリア、自然に開かれた空間を楽しめる。

 

 

 

2Fリビング、デッキ
(FLOW)流をテーマとし、外部に大きく開放された空間から比謝川の雄大な流れが広がる
自然を肌で感じられ、時が止まったような静けさと心地よさを体感できる空間となる。

 

 

 

3Fリビング、デッキ
(ZEN)禅をテーマとした和の雰囲気を感じつつ、雄大な比謝川の自然に癒される空間となる。
水盤から繋がる比謝川を眺めながら、禅の空間を感じゆったりと過ごせる

 

 

 

4Fリビング、デッキ、屋上デッキ
(LEQUIO)琉球をテーマとし沖縄の作家による作品と共に、
ホテル最上階から眺める比謝川の自然は圧巻。
デッキからは比謝川に繋がる各層の水盤を見ることができる

 

 

 

模型写真

 

 

 

オーナーの友人である相馬さん(陶芸家)の作品

陶真窯 HP→ https://tousingama.base.shop/