那覇市のペットタウンとして都市化が進む、
区画整理地域に建つ住宅である。
団地やアパートが立ち並ぶ周辺環境を考慮し、
外部からの視線を遮り、
内部空間に涼風を引き込むため、
隣地側に緑のカーテンとなる花ブロックのスクリーンを配置した。
このスクリーンと内部空間を、
半戸外空間である空中デッキで繋ぐ構成となっている。
各諸室は、花ブロックのスクリーンとデッキに解放され、
都市の中にあっても外気と接しながら生活を楽しめる
コートハウスとなっている。
内部を外部化し、
外部を内部化するという大きなコンセプトを持つ住宅となった。
将来、花ブロックのスクリーンが緑のカーテンとなり、
都市の中のオアシスとして人々を和ませ、
都市のヒートアイランド化の低減となることを願う。
※「週刊タイムス住宅新聞（第８５６号）」より抜粋しています。
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