北谷伊平の家

 

区画整理地域に建つ住宅である。
基地のフェンスを背に、近隣には戸建て住宅や集合住宅が並ぶ。
周囲からのプライバシーを確保しながら、外気を身近に感じ、どう取り込むかをテーマに設計を進めた。
道路から駐車スペース・水盤・庭・デッキを配し、居室までの距離を取った。

デッキは外部と内部の中間領域となり、前面道路から程よい距離感が保たれている。
そのデッキを囲むように各居室が設けられ、デッキを介して各部屋の気配を
感じ取れる“半コートハウス”のような配置となった。
デッキには、囲炉裏を中心にハンモックやハンギングの植物がレイアウトされた。
水盤の水音が響く第二のリビングとして、居心地の良い空間を作り出している。

 

 

外観

 

 

デッキ
中央に配置されたデッキは
内外部の中間領域として、
建物の中心として、
第二のリビングとして、多様に機能する。

 

 

リビング
上部吹抜の開放的な空間に立つと、デッキを介してナーと水盤の景観が視界に入る。
個室・キッチン・デッキ・ロフトと接続されたリビングは、生活動線の中心となる。

 

 

ロフト
ロフトは、リビングの吹抜空間と連続しつつ、杉のスリットで適度に仕切られ、
杉板貼りの勾配天井が心地よい雰囲気を作り出している。

 

 

個室・土間空間・ディティール
各居室・廊下の床も、リビングと同様に杉板フローリングとし、
木の温かみが感じられる空間に統一されている。

 

 

夜景
木とコンクリートが調和する住まいが、照明によってさらに演出される。