宮里の家+AP ~3世帯のコミュニティーハウス~

沖縄市の高台にある広い敷地には
ご両親と兄家族が住まう2世帯住宅がある。
その一角の一段下がった低い土地に、
次男である施主の住宅とAP(2世帯)を計画することとなった。

親族(3世帯)のコミュニティーのあり方、賃貸(AP)部分とのプライバシー等を考慮し、
住宅部分を2階に配置し、ブリッジで実家側のレベルにつなぐ計画案とした。

 

各アプローチと緑のドライエリア・ブリッジを見る

 

住宅部分
住宅アプローチを実家側のレベルにすることにより、
親・兄弟・子ども達が毎日お互いに顔を合わせながら
(動きを感じながら)生活が出来るよう工夫している。

 

 

AP部分
賃貸(AP)のアプローチは下のレベルと分離することによりプライバシーを確保した。
1階に配置したAPの住空間は庭付コートハウスとし、
段差を利用した緑のドライエリアは土間テラス・リビングと連結し、
風と光を内部空間に届ける。
一戸建のイメージを演出することにより、
他の賃貸APと差別化を計っている。

 

 

 

完成後、子ども達が実家の庭で遊ぶ姿を見かけた。
ご両親がイメージしていた、集って住まうことの大切さ。
このプロジェクトに関われたことを幸いに思う。