仲順の家 ~二ライ・カナイ~

敷地は北中城村の高台の傾斜地にある。

眼下には勝連半島・知念半島に抱れた中城湾に浮かぶ、
神々の島久高や津堅島が広がる・・・・・・・・・・・
夜明には新しく再生された太陽ティダを拝み、
夕ぐれ時には月に包まれ悠久の時間が流れる。
かつての沖縄の民は水平線の彼方に二ライ・カナイ(理想郷)があると信じた。

今回の計画では、傾斜地の道路レベルから、
島に見立てた住空間へ長いブリッジで渡る計画とした。
このブリッジは世俗のチリを払う場所として、
精神的切り替えの場として役割を担う。
新たな気持ちでブリッジを渡ると、眺望が広がり、
水平線の彼方に二ライ・カナイをイメージする。
現代人の思い描く二ライ・カナイとは?・・・・・・・・・・・
眺望を取り入れた、自然と親しむ、心安らぐ住まいが完成した。

 

 

 

外観をみる

 

 

アプローチ

 

 

 

デッキ・リビング

 

 

中城湾を一望できる

 

 

 

1F・2Fをみる

 

 

1Fピロティ