大学に程近い住宅地。
敷地はその一画にあり、
通りを挟んでフェンスの向こうには米軍基地が広がる。
交通量の多い道路と3階建てのアパートに囲まれた環境からプライバシーを確保し、
風や光を取り込むことをテーマとした。
曲面の壁・玄関をみる
道路側はRの壁で建物を包み、
通りや基地の喧騒から距離をとった。
柔らかな曲線と2階からの高さにすることで、
通りに圧迫感を与えないボリュームとしている。
内部空間
2階ブリッジ
ナーと主寝室からアプローチできるルーフテラスへ上がると、
北に広がる普天間基地が一望できる。
ナーと隣地との間には
花ブロックのスクリーンを配置して視線を遮りながら風を通し、
ナーを囲むことで内部とナーを一体化させる役割を担う。
Rの壁や花ブロックのスクリーンは、
この家の外皮として機能している。
テラスには杉板のデッキが敷かれ、
夕涼みやゲストを迎えての交流の場として家族を楽しませている。
家主さんのお父さんの作品の手洗い器