施主は、長年住み慣れた住いが、
道路拡張により立ち退きを余儀なくされた。
これを機に、6人家族である施主世帯、
娘世帯、そして近い将来長男や娘家族が集って住まえる、
3世帯のための家づくりが始まった。
まずは、納得のいく場所を探し求めて施主一家と共に土地探し、
眺望の良い傾斜地や、学校に隣接した土地など、
件近くの土地を見て廻ったが、
家族みんなが全員一致で選んだ、
この土地への立て替えが決まった。
敷地の中央を走る一枚の壁を隔て、
普段は3戸の世帯が独立した生活を営める配置計画とした。
一方で、それぞれの家族は一歩外へ出ると共有の階段や
駐車スペースで顔を合わせたり、
娘世帯のテラスから、親世帯のナーへ声を掛け合うなど、
互いの気配を程よい距離感で感じ取れる。
プライバシーを確保しつつ、
いつもすぐそばに家族がいる安心感。
施主の望まれた “ひとつの場所にみんなで暮らす” 3世帯住宅が完成した。
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