敷地は3面道路に囲まれた傾斜地にあり、
上下の道路にはレベル差が3m程ある。
下の道路から1メートル程上がったレベルには大きなセンダンの木があり、
夏には子供達がセミ採りをしたり、スージ小に木陰を落とすなど、
近所の人々にも親しまれている。
この計画ではレベル差を解消しつつ、
大きなセンダンの木を保存し、
その豊かな緑を住いにどう取り込むかが大きなテーマとなった。
外観をみる
レベル差を利用し駐車場を半地下に埋込むことで、
上の道路から土圧を建物で受ける構造とした。
エントランスホール
段差部分には外階段のオープンスペースを配置し、
上下の道路と駐車場から各階の住戸へのアプローチを確保した。
デッキをみる
センダンの木と1階の生活空間とのレベル差は2mあり
幹周りに高床(1.5m)のデッキを設けることで、
より生活空間へと引込み、
ツリーハウスの様な変化のある外部空間が生まれた。
2階子世帯
トップライトを利用したテーブル