敷地は25年前に区画整理された住宅地で、
交差点(アジマー)に面する変形敷地である。
敷地からは遠く中城湾と勝連城跡を含むムイ(森)の稜線が連なる勝連半島を望める。
この海、ムイ(森)と意識的につながり、変形敷地を活かした計画がテーマとなった。
海側の南東部に配したナーとデッキのまわりに、
機能を分けたBOX群を道路に沿って雁行させながら配置し、
それぞれのBOXのつなぎとして通り土間やプレイルームを設えた。
このつなぎは風の道となり、また視線の抜けとなり、
周辺の緑を借景として建物に引き込む。
また、アジマーはゆとりある駐車スペースとして地域の余白とし、
雁行させたBOX群は通りにリズムを生む。
通り土間とデッキ
和室とリビングをつなぐ通り土間は、周辺の緑を借景として引き込む。
リビングとロフト
1.5層分の空間を持つリビングはキッチン上部をロフトとして利用している。
各諸室とアプローチ
アプローチ土間に琉球ガラスとともに埋め込んだ思い出の貝殻。
自然を感じながらたくさんの人が集い、たくさんの思い出がつくられるだろう。