敷地は、宜野湾市と中城村の境界沿いの高台にある。
東側には、施主の学び舎(消防学校)を望み、
二ライ・カナイへと意識を繋ぐ。
外観
平屋建でのびのび計画された住宅は、
ナー(庭)を中心に内・外の空間に広がりと連続性を感じさせ、
風の通り抜ける住まいとなった。
エントランス
リビングとデッキをみる
各諸室をみる
ナーから屋上に配置した月見台(芝で緑化した広場)にアプローチし、
さらに階段状の屋根に上ると眼前には山々が連なり学び舎を見る。
月見台(コンパス)からの風景
そのテラスの円形の列柱は、コンパスとして機能し、
学び舎と精神的に繋ぎ、自身の位置を確認する思いを込めた。
父の背を見て子は育ち、憧れ夢を抱く。
この住まいが、それぞれの記憶を繋ぐ家となればと願う。